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前回は『聴音』と『相対音感』を鍛える方法を書きましたが今回は 前回鍛えたスキルを活かして『コード進行』に対して『メロディー』 を乗せる感覚を養う内容です。 ************************************************************************ ●進行『横のハーモニー』 前回『根音』という言葉が出て来ましたがコードネームには和音を構成 する時の土台になる音が存在します。それを一般的に『ルート音』とか 『ベース音』と呼んでいますが『根音』も同じ意味ですね。 そのベース音はハーモニーの最低音である場合が多く、楽曲の流れも 決定付ける役割を持っています。そのため作曲する時にはベース音の 流れを考えながらコード進行のリハーモナイズをする事も多いくらい です。(ちょっと難しいですか??) 特にシンガーは色々な音をきっかけにして歌うと思いますが音程が安定 しない理由としてドラム等のリズムがきっちりと聴けていない事とこの 『ベース音』の流れにも無頓着な場合が多いからだと思います。 楽器が弾ける人は一度『歌本』や『バンドスコア』等を見ながら自分 の歌っている曲のコード進行とそのベースラインがどんな流れになって いるのか確認してみるのも良いでしよう。 ************************************************************************ ●コード(和音)『縦のハーモニー』 ベースラインが『横のハーモニー』の『肝』であり流れを作る要素にも なっていますがコードはこのベース音の上に幾つかの音が重なって出来 ています。 このベース音の上に積み上げられた音がコードの明暗のキャラクターを 分ける要素になっているのですがこれが『縦のハーモニー』なのです。 ベースラインを知る事で楽曲の全体的な流れが掴めれば、次にシンガー の音程が不安定になる原因を知らなくてはいけません。 この『縦のハーモニー』というのが『くせ者』で実はベース音だけで 綺麗なメロディーが歌えてもコードには更に明暗のキャラクターを決 める『三度音程』とハーモニーに厚みを与える『五度音程』に加え お洒落な響きを演出する『六度&七度音程』が乗ったり、奥行きや 浮遊感を与える『九度音程や十一度音程等』(これらをテンションと 呼んでいる)等様々な音程が同時に鳴ったりしています。 勘の良い人ならもう判っているかも知れませんが、自分の歌うメロディー がコードの構成音の音なら割と簡単に取れるのですが、もし歌メロの 音がコードの構成音のみで出来上がっていたらそれはアルペジオの様な 伴奏的なメロディーになってしまいますね。 実際の歌メロはコードの構成音以外の『ノン・コード・トーン』(倚音) という和音の中に含まれる構成音以外の音が頻繁に出て来ます。 なので音程の悪い人がやらなければいけない事は和音の構成音を取る 事は基本的に出来ないとかなり厳しいですね。これが出来たなら次は 『倚音』を取る練習をします。 所謂『メジャー・コード』(三和音&四和音)の場合は長二度からルート 音や長三度音程へ結びつける練習をすると良いと思います。鳴れて来ると 長二度音程の響きがかなり気持ち良くなると思いますよ。この二度音程は 五和音の時の長九度音程に相当しますがこの九度が鳴っている状態なら 長二度(長九度)の音程を取るのは比較的簡単だと思います。 ※(根音がドの場合は長二度及び長九度はレの音になります。) 二度&九度に鳴れて来たら完全四度音程を取る練習に移りますが、この 完全四度音程は長三度音程と半音の幅しかなく音がぶつかり濁ってしまう 『不協和音』という響きになります。なのでかなり難易度の高い練習に なりますが練習方法としてはずっと完全四度音程を出し続けるよりも 最初は長三度の音程を取って4分の4拍子で言うところの4分音符くらいの 長さで長三度と完全四度を行ったり来たりする練習をしてみると良いと 思います。 こういう練習をすればコードの音程も倚音も取れるようになると思います。 ************************************************************************ ●コードの構成音とメロディーラインをチェックする。 最後に楽器の弾けない人には難しいかとは思いますがコードの構成音 と、そのコードの上でメロディーがどんな音を奏でているのかを確認 してみましよう! できればメロディーラインがコードの構成音以外の音を奏でている音符 を赤丸でチェックしたりして音程が安定しているかどうか確認しましょう。 基本的な聴音が出来ていれば色々な音程を聴きながらだんだん安定した メロディーが歌えるようになる事でしょう。 もし上手く歌えていない場合はユニゾンでのハーモニーからそれぞれの 音程がシャープやフラットしていないか確認してみましょう。 倚音を安定して取るにはコードの構成音がジャストピッチで取れないと 難しいと思いますので頑張って練習してみて下さいね。 ************************************************************************ 以上の練習をみっちりとやえばガイドメロや元歌が鳴っていないカラオケ や生伴奏でも安心して歌えるようになってきますよ。 『何度やっても上手く行かないなぁ . . 』と思う人は是非独りで頑張らずに 1年くらいレッスンに通って正しい判断の出来る『音感』を養う事をお勧め します。 全ては『積み重ねの賜物』だと思うので条件反射レベルでこなれて来る まで諦めずにトレーニングして下さいね。 |
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